ヒトパピローマウイルス
(HPV)予防
フェムテック・
バーチャルラボラトリ
Human Papillomavirus (HPV) Prevention
FemTech Virtual Laboratory
by Kenji Kinoshita, Ph.D.
フェムテック・
バーチャルラボラトリ
からのメッセージMessage
― HPV 予防を、
もっと身近に、もっと現実的に ―
このページは、
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染や、それに関連する子宮頸がんなどの疾患を「できるだけ防げる社会」に近づけたい
という思いから立ち上げた、個人による公開型のバーチャルラボラトリです。
私はこれまで、研究や教育の現場で多くの優れた技術や知識がありながら、それが十分に社会に届いていない現実を見てきました。
HPVについても同じことが言えると感じています。
ワクチンや検査技術、科学的な知見はすでに存在しています。
それでも、
とくに若い世代や「HPVワクチン空白世代」と呼ばれる方々が、正しい情報や選択肢に出会えないまま将来のリスクを抱えている状況は、
個人の問題というより社会全体の課題ではないでしょうか。
このバーチャルラボラトリでは、
診断を目的としないHPV感染リスクの一次スクリーニングの考え方と、月経血などを用いた体への負担が少ない自己採取の方法、
さらに教育と公衆衛生をつなぐ取り組みも含め、これまでの研究や議論と試行錯誤を紹介していきます。
ここに掲載する内容は、
完成した答えや結論を示すものではありません。
むしろ、
- なぜこの方法を考えたのか
- なぜ今、この取り組みが必要だと思ったのか
といった背景や考え方を共有する場です。
このラボラトリは、
- 医療機関の代わりとなるものではありません
- 診断や治療を行う場でもありません
- 商品やサービスの販売を目的としたものでもありません
それでも、
「知らないまま、何もしないまま、将来の病気につながってしまう社会」を少しでも変えたい
という思いを持つ方々と立場を越えて考え、対話する場になればと願っています。
HPV予防は、
医療の専門家だけが取り組む課題ではなく、社会全体で考え支えていく公衆衛生のテーマだと考えています。
このフェムテック・バーチャルラボラトリが、
新しい気づきや行動につながる、小さなきっかけの一つになれば幸いです。
このラボラトリで
扱うテーマTheme
なぜ月経血なのか
月経血は、子宮頸部や子宮内膜由来の細胞や核酸を自然に含む生体試料です。
侵襲的な操作を必要とせず、日常生活の中で無理なく採取できるという特徴があります。
本ラボラトリでは、月経という生理的な現象を、
検査のために新たな負担をかけない入口として捉えています。
なぜ一次スクリーニングなのか
すべての人に精密検査や診断を求めることは、現実的ではありません。 |
なぜ若年層なのか
HPVは、感染しても多くの場合すぐに症状が現れません。 |
研究・資料アーカイブ
このラボラトリで扱っている考え方や取り組みについて、
これまでに作成した研究資料、図表、検討メモなどを、 |
本サイトに掲載する内容は、医学的診断や治療を目的とするものではありません。
健康に関する判断については、必ず医療機関にご相談ください。
研究・資料アーカイブResearch & Document Archive
本アーカイブでは、ヒトパピローマウイルス(HPV)予防フェムテック・バーチャルラボラトリにおいて作成した資料を、研究の背景や位置づけとともに整理して掲載しています。
内容は、今後の進捗や議論に応じて更新・追加される予定です。
公開資料一覧(公開順)
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WHO 戦略編
- 概要:
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WHOが掲げる子宮頸がん排除戦略(90–70–90目標)と、本ラボラトリ構想の国際的位置づけを整理した資料です。
- 対象読者:
- 一般/教育/行政
- 形式:
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現行検診の限界と新アプローチ
- 概要:
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従来の子宮頸がん検診が若年層に届きにくい理由と、その課題を補完する新しい予防アプローチの考え方を整理しています。
- 対象読者:
- 一般/教育/行政
- 形式:
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男女で異なるHPV がん対策
- 概要:
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HPV関連がんの発症様式が男女で異なることを踏まえ、性別に応じた予防戦略の必要性を解説した資料です。
- 対象読者:
- 教育/行政/父兄
- 形式:
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なぜ今、HPV スクリーニング検査が必要なのか
- 概要:
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若年世代およびHPVワクチン空白世代を取り巻く現状を整理し、一次スクリーニングが果たす役割を予防医学の視点から解説しています。
- 対象読者:
- 一般/教育/父兄
- 形式:
本アーカイブに掲載されている資料は、医学的診断や治療を目的とするものではありません。
健康や医療に関する判断については、必ず医療機関にご相談ください。